引き続きこちらをご紹介させていただきます。
【glamb presents 12 Emerging Artists directed by Kan Furuya】この夏僕は12名の若く才能に溢れるアーティストたちと一緒に小さな革命を起こしたい。革命というと大げさな響きに聞こえるかもしれない。けれど僕は、僕らが暮らすこのストリートを心のままにアートを楽しむ事の出来る場所として生まれ変えらせたいと本気で思っている。
日本の道端で「一番好きなマンガを教えてください。」と尋ねれば、歩いているほぼ全ての人が何らかの作品名を口にすることができるだろう。もしかしたら多くの人はお気に入りの作品がありすぎて答えに詰まってしまうかもしれない。それくらいこの国にマンガは深く浸透している。それに対してアートはどれくらい日本のストリートに根付いているだろう。もしも先の質問に続けて「一番好きな画家は?」と聞いたなら、とっさに作家の名前が思い出せず口をつぐんでしまう人もたくさんいるのではないだろうか。
しかし、「アート」は人が思うよりずっと簡単なものだと僕は思う。アートに理解あるとされる欧米の人々は、幼少の頃から芸術を教養として学んでいるのはもちろんだけれど、それ以上にアートを生活に取り込むことが自然な環境で育っている。僕自身の海外経験を振り返っても、欧米の家には必ずと言っていいほど絵画や写真が飾られている。そう聞くと日本人である僕らはゴッホやルノワール、ピカソといった巨匠の作品が壁掛けになっている様子を思い浮かべるかもしれないけれど、ほとんどの場合、それは名もない画家や写真家たちの作品だ。彼らは自分の感性に従ってアートを楽しむことを知っている。そこにはあたかも、僕らが昔自分の部屋にアイドルやマンガのポスターを貼っていた時のような自然さがある。
しかし、そんなライフスタイルが既に海の向こうだけのものだけではなくなっている。この日本にも新たなアートの息吹が生まれつつあるのだ。今、この国では画家を志す若者が非常に増えている。彼らが描くのはありふれた僕らの日常の姿だ。
ある作家は子供の頃を思い出させるカラフルなジェリービーンズを、またある作家は旅先で目を奪われた缶詰を、そして別の作家は慣れ親しんだマンガの世界を自らのタッチでキャンバスに起こす。僕らの誰もが心の中に持っている風景を、とても素直に、とても美しく表現することが、彼らには出来る。
今回集められた12の作品は、まるで初めてロックミュージックに心掴まれた13歳の時に感じたような、みずみずしい驚きと共感を与えてくれる。大好きなバンドの曲をカセットテープで繰り返し聴き込んだように、好きなアーティストの作品を飾りっ気なく楽しみ尽くす事のできる時代が来てくれたらと僕は心から願っている。
glambデザイナー 古谷 完

T-shirtsを新たなキャンバスとしてアーティストに提案する
このプロジェクト。今年も12人のアーティストを迎えて、始動しました。先行予約は6月3日(日)までとなっております。お間違えのないようお願いします。
web-shopから詳細をご覧いただけるようになっていますので、ぜひご覧ください。
また、皆様にお配りする冊子もすでに届いておりますので、ぜひ店頭までお越し下さい。
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